方針・体制
清原株式会社は、「お客様に安心してご使用いただける製品をお届けする」ことを品質管理の基本方針とし、全事業部において製品の企画から調達、生産、販売まで一貫した品質管理体制の構築に取り組んでいます。
品質管理体制においては、各事業部に品質管理責任者を配置し、ESG推進会議を通じて全社的な連携を図っています。特に、取扱商品の特性に応じた品質基準を設け、仕入先の選定から最終製品の検査まで、各段階での品質チェックを徹底しています。
また、サプライチェーン全体での品質保証の観点から、仕入先との取引基本契約書やNDAの締結を通じ、製造工程の透明性確保にも努めています。特に海外生産における品質管理については、現地での実地確認や第三者機関による監査も取り入れ、品質基準の維持・向上を図っています。
目標・実績
<目標>
・ 不良品発生率の継続的低減
・ 品質管理に関するナレッジ共有の強化
・ トレーサビリティの確保と向上
・ 品質関連不具合対応の迅速化と再発防止策の徹底
<実績>
当社では不具合情報をデータベース化し、分析・共有を行っています。2023年度(79期)から2024年度(80期)にかけて以下の成果を上げています:
・ アパレル事業部では、GRS(Global Recycled Standard)やエコテックス認証の取得・維持を通じ、製品品質の信頼性向上を実現
・ ホビーライフ事業部では、不具合メールの分析を実施し、特に海外生産商品における品質改善に注力
・ ライフスタイル事業部では、事業部内での定期的な品質管理ミーティングを実施し、情報共有の迅速化を実現
・ 海外事業部では、各国の規制に対応する理解を深め、原産地証明やトレーサビリティを強化
取り組み
品質管理のシステム化と標準化
各事業部では、品質管理に関する情報をデータベース化し、過去の不具合事例や対応策を蓄積・共有する仕組みを構築しています。特にアパレル事業部では、規制物質や証明要求への対応を一元管理するナレッジベースを活用し、効率的な品質管理を実現しています。
サプライチェーン管理の強化
仕入先の選定基準を明確化し、品質管理能力の高いパートナーとの取引を優先しています。特に海外生産においては、生産ルートの把握と工程チェックを徹底し、品質問題の未然防止に努めています。また、取引先からの厳格な品質基準にも対応し、CSR監査レポートやWCA(Workplace Conditions Assessment)の基準をクリアする体制を構築しています。
規制対応と安全性確保
PFAS(有機フッ素化合物)などの規制物質に関する確認を仕入先に徹底し、製品の安全性確保に努めています。ライフスタイル事業部では、PFAS不使用確認を大幅に拡大し、対象SKU数を増加させました。また、各国の規制に対応するRSL(Restricted Substances List)管理も強化しています。
品質問題発生時の対応体制
品質問題が発生した際には、「情報活用・再発防止・発生予防」の3本柱での運用を基本としています。不良品発生時には拡張性の有無を確認し、拡張性がある場合は迅速な対応を行うとともに、原因究明と再発防止策の策定・実施を徹底しています。また、不具合情報を分析し、商品改良や品質向上に活かす取り組みを各事業部で実施しています。
知的財産の保護
製品の品質管理と並行して知的財産権の保護にも注力しています。ホビーライフ事業部では自社開発商品の無断使用事例を教訓に「商用利用ガイドライン」を策定し、作家の権利保護と適切な商用利用の促進、ブランド価値の保護にも努めています。




