つくるを考えるインタビュー

イラストレーター ユリコフ・カワヒロさんに聞いた「つくるための、自分の機嫌の取り方と空間づくり」

イラストレーターユリコフ・カワヒロ

ユリコフ・カワヒロさん
Yurikov Kawahiro
イラストレーター

京都市在住のイラストレーター、ユリコフ・カワヒロさんの制作場所兼お住まいへ。京都の街の中央にある一室は、居心地の良い空間に整えられており、好きな作家の作品や自身の作品、窓辺には植物、アクセントカラーの壁が目を引く。彼女の描く人物は、つい海外ドラマの吹き替え口調でセリフを想像してしまう。そんな作品がどのように生まれるのか、イラストレーターのユリコフ・カワヒロさんにとっての"つくる"について伺いました。

※内容は取材当時のものです(取材日 2023/6/7)

「なれるよ」って言われたので「あ、なれるんだ」と思って

イラストレーターになられた経緯を教えてください。

ユリコフ

私はデザイナーになりたくて美大に入学し、デザイン学部に在籍していました。ポスター制作の課題で使用する素材は、自分で写真を撮らないといけなかったのですが、私は写真を撮るのは苦手でした。仕方ないので、自分が描いたイラストで何とかしようと、スケッチをしていたら徐々に楽しくなっていって、イラストレーターもいいかなと思い始めました。大学の先生に描いた絵を見せて「ちょっとイラストレーターになりたい気もします」と伝えたら「なれるよ」と言われたので「あ、なれるんだ」と思って。そのままイラストレーターになろうと思って、イラストだけ描いてきたみたいな感じです。一瞬デザイナーとして企業に就職しましたが、一瞬でした。

金子

元々は商業的な広告デザイナーを目指されていたのですか?

ユリコフ

広告デザインに憧れはありましたね。

金子

デザイナーとして就職されたのも広告の制作会社ですか?

ユリコフ

入社した企業はパッケージデザインの会社でした。入社当時、私自身は手描きでイラストを描いていて、パソコンはほとんど使っていませんでした。手で描いたものをパソコンに取り込んで作業してる感じで、ベースの絵は手描きしていました。でも会社からは手描きを使うのはあまり良くないと。パソコンを使って、Illustratorなどのベジェ曲線を使用して、イラストを作成するように指示されました。ひじきや冷凍食品のわかめ、人参を一生懸命慣れないマウスで描いていましたね。「私もうちょっと絵が描けるのにな」と思いながら仕事をしていた気がします。

金子

人参はまだベジェ曲線で頑張れる気はしますけど、当時のマウスでひじきを描くのはなかなか厳しそうです。

ユリコフ

ただの黒い線がいっぱい集まってるみたいな感じになりますよね。

金子

罰みたいですよね。その流れでデザイナーは違うと感じ、イラストを描こうと思った流れですかね。

ユリコフ

大学生の時から少しですがイラストの仕事をしていたんです。だから会社を辞めてイラストだけをやってみてもいいかなと思ってすぐに辞めてしまいました。

仕事部屋のユリコフさん

仕事部屋のユリコフさん

人を描いた後に、描いた人がどういうことを言ってそうか

ユリコフさんの作品はストーリー性のあるものが多いですが、どのように制作されていますか。

ユリコフ

私は人物スケッチからイラストを描くことを始めました。なので、人をずっと描いてます。イラストを描き始めた当初は、三条烏丸のカフェに毎日通って描いていましたね、人もたくさんいるしコーヒー飲みながら描けるから。カフェの隣の席との間隔が近くて、隣の人の会話が聞こえてきてしまうんです。会話の断片をメモして、そのフレーズを喋っていた人を描いてスケッチ練習をしていたんです。

金子

カフェで隣から聞こえてくる話って結構びっくりするような話とか、ちょっと怪しいビジネスの話とかありますよね。

ユリコフ

ホットコーヒーを飲みながら、1人でじっとしてたらちょっと怪しまれるかなとか思って、「ふー」ってホットコーヒーを吹いて、湯気で自分のメガネをスモークガラスみたいに曇らせて。視界が見えない状態で、周りの人の会話を聞いていたこともありました。自分の前が曇ってるだけで、向こうから見たら変な人には変わりなかったなって、あとになって思いますね。

金子

メガネを曇らせることで、自分が隠れているような気持ちになっていたんですね。想像するとだいぶ怪しいです。店員さんが1番怖がってますよね。

ユリコフ

今は人の話を聞きながら描いてはいないですが、描く人がどういうことを言いそうなのか、人物の背景を膨らませてストーリーのある絵にしてるのかなって思います。

作品を描く時のプロセスで1番時間を費やすことは何でしょうか。

ユリコフ

どういう絵にするかを考える時間かなと。描くこと自体は早い方なので、何を描くか決めるまでが1番時間が掛かると思います。

「HOUSEKEEPER battle」

「HOUSEKEEPER Don't forget to water the flowers! 水やりを忘れないでちょうだい!」

手描きで下描きし、パソコンで着色するというユリコフさん

「HOUSEKEEPER My mind goes blank 花瓶が・・・」

面白いなと思ったことを人にも「面白いでしょ」って伝えたい

お仕事のイラストとご自身の作品を描く際に、何か違いはありますか。

ユリコフ

仕事は求められている目的が決まっているので、求められている期待に応えたいと思ってやっています。自分の作品はその時の自分が気になっていること、面白いなと思ったことを人にも「面白いでしょ」って伝えたいという気持ちで描いてます。

金子

描いた作品を通して面白さを共有することで、対話が生まれたりすることもあるんですか。

ユリコフ

実際の対話は苦手なので、個展会場ではただ佇んで、意見を言われても「は~い」って言って頷いています。個展会場では対話は生まれないんですけど。見に来てくれた方が、各自で何かを持って帰ってくれたらそれでいいです。

金子

個々に別の解釈が生まれて、さらに楽しみが広がっていきますね。

ユリコフ

私が考えて描いたものとは全然違う解釈で捉えられているなと思っても、否定も肯定もせずに頷きます。

金子

結構、作品について説明される作家さんも多いですが、ユリコフさんはあまり説明されないタイプですか?

ユリコフ

作品に対してたくさん語れる作家に憧れはしますけど、私は自分の作品についての説明はそんなにできないです。

陶器に描くシリーズ、エッグスタンド

陶器に描くシリーズ、エッグスタンド

作家名の由来は何ですか?

ユリコフ

元々、私にはあだ名がなかったんです。大学生の時に、格闘技PRIDEの入場行進の華やかなコールがすごくかっこよくて、憧れていて。自分のあだ名がコールされるのを想像して、かっこいいあだ名を自分で考えていました。たまたまテレビで見た、オリンピックのロシア選手に「ユリ〇〇コフ」という方がいて、コールしやすそうな響きが気に入りました。私の下の名前が「ユリ」なので、あだ名を「ユリコフ・カワヒロ」にしようと。私の作品は男性が描いたような絵柄だったし、「あんまり日本人っぽい絵柄じゃないね」とよく言われていました。作品の絵柄と名前の響きが丁度良いなと感じて、作家名もユリコフ・カワヒロとして活動しています。

金子

ロシアの界隈って「~コフさん」が多いイメージですよね。まさかそこから思いついたとは。覚えやすくていいですよね。コールしやすい響きから付けられた、あだ名だったのですね。

ユリコフ

作家名をつけたことが、今までで1番いい仕事をしたなって思うんです。

ご飯を食べるにしろ、絵を描くにしろ、結構な決心が必要で、簡単なことではない

ユリコフさんにとってつくるとは何ですか。

ユリコフ

私は、四六時中何かをつくっていたいタイプではないんです。面白いことを思いついた時に、「面白い」を伝える手段として絵を描いていて、絵を描く事自体はすごく決心がいることというか。まだご飯をつくる方が好きで毎日やっています。私、お腹がすごく空くんですよね。四六時中つくって食べなきゃいけないから、ご飯のことを四六時中考えてます。面倒くさくてやりたくないと思うこともあるんですけど。ご飯を食べるにしろ、絵を描くにしろ、結構な決心が必要で簡単なことではないような気がします。

金子

ご自身で材料を買ってきて、3食ともつくられるんですか?

ユリコフ

面倒くさい時はお惣菜ですが、なにしろ3時間ごとにお腹が空くので、「何か食べなきゃ」みたいな感じなんですよね。

金子

日々の食事づくりは、暮らしをつくるということに繋がるのかなと感じる部分もあって。今日はご自宅にお伺いしているんですが、お家もすごく素敵なので、お家をつくる、ご飯をつくる、居心地のいい空間をつくろうということに、重きを置いておられるのかなと感じました。

ユリコフ

私は仕事場も家なので、日中はほとんど家にいます。家にいる時は機嫌よく過ごしたいというのはありますね、居心地良い空間をつくれたらなと。家事全般はわりと好きで、自分のために何かをするのは好きです。誰かのためにしたいとは思わないんですけど。

金子

自分のために何かをするのは苦ではないという感覚、すごく分かります。自分が気持ちよく過ごせるために自分の機嫌を取ることとしてやっていて、家事は苦じゃないというか。

お気に入りのポスターや作品が飾られたリビング

お気に入りのポスターや作品が飾られたリビング

お気に入りの作家の作品が飾られた寝室

お気に入りの作家の作品が飾られた寝室

どのくらいの頻度でご自身の作品づくりをされますか。

ユリコフ

個展やグループ展に誘われたりなどの外部からの要素がないと、自分でつくろうとはあまり思わないんです。ただ、面白いなと思う素材は、常にアイデアとして持っていますが、アイデアを作品にまで完成させるのは普段の気持ちだけではできないような気がします。

金子

日々つくり出せるような材料をストックしているみたいなイメージなんですね。

手描きで下描きし、パソコンで着色するというユリコフさん

手描きで下描きし、パソコンで着色

面倒くさいを越えることがわりと大事

つくるに欠かせないと感じている要素はありますか。

ユリコフ

私は機嫌よく「面白いもの、笑えるものをつくりたい」と思っていて、悩んでいる時はあまり何も思いつかないです。自分自身が機嫌よく過ごせる精神状態や環境が欠かせない気がします。

金子

ご自身の機嫌をよくするために食事や暮らしを整えるとのことですが、腹が立つ時やどうしても悲しい状況を、どうやって愉快な気持ちに変えるのですか。

ユリコフ

私は韓国ドラマや台湾ドラマ、以前はアメリカのドラマなど、現実逃避型のものに依存しがちでした。小説もずっと読んでしまうのが悩みで、もうやめなきゃと思ってもつい読んでしまうのです。でもドラマや小説があるから、現実の嫌なことを忘れているような気もします。普段は、寝て起きたら悩みがなくなっているタイプなのですが、1日ドラマや小説に没頭することで現実逃避をしているのかもしれません。現実逃避をすることで頭がリセットされて、毎日わりと機嫌よく過ごせているのかなという気もします。

つくる時に1番大切にしてることはありますか。

ユリコフ

私は大雑把で面倒くさがりなところもあって、絵を描いていたり、何かをやっていたら「面倒くさいな」と思うことも多いです。そんな感情の中でも、もうちょっと人を描いた方がいい、さらに要素を描き加えた方がいい、もう少し考え直した方がいいと感じることもあります。もう少し手を加えることを面倒くさいなと感じることも多いのですが、面倒くさい感情を越えて取り組んだら絶対に良いものができると思います。私、かなり面倒くさがりなんですけど、その面倒くさいを越えることがわりと大事だなと思ってやっています。

金子

1個要素が増えるだけで、色塗りも増えるし、作業が増えてしまいますよね。

ユリコフ

「これで完成でよい気がする」と思っても、もう少し手を加えた方がより良いものができると思って、なるべくやるようにはしているんです。面倒くさい感情が勝つ時はない、とは言えませんけど。

金子

面倒くさいを乗り越えた先により良い景色が見えるということは、すごく思い当たるものがありますね・・・!私も頑張って乗り越えようと思いました。

つくる時に何からアイデアを得たりヒントにしていますか。

ユリコフ

以前ハウスキーパーをテーマに個展を開いたのですが、その時発表した作品は、家政婦が雇い主の家族をどう見ていたか、家政婦の仕事中にどう過ごしていたかをイメージしたものでした。昔見たアメリカのドラマの中に、家政婦が出てきていたので、そのドラマを見たから思いついたテーマだったのかなという気はしますね。なのでドラマは直接的にではなく、間接的に影響を受けているのかもしれないです。あと、人の絵を見ることはすごく好きなので、見た絵から影響を受けることもあります。

HOUSEKEEPER iron

「HOUSEKEEPER iron アイロン」

「HOUSEKEEPER flying housekeeper」

「HOUSEKEEPER flying housekeeper」

自分をより理解できたような気はします

つくることを通じて、得られたことはありますか。

ユリコフ

人との繋がりでしょうか。自分のつくったものを相手に見せて、向こうがつくったものを見せてくれて、意見交換や話し合いができるので。つくっている人って、長く繋がっていられるんです。私はつくっていることで、知り合いが増えたというか、友達が増えたというか。そんな感じですね。

つくることを通じて、新たに発見や理解したことはありますか。

ユリコフ

繰り返しになりますけど、面倒くさいを越えなきゃダメということは本当に何度も感じています。発見したことは、私自身の面倒くさがりな面や、こういうことを自分は面白いと思っているんだなということです。もう20年くらいずっと絵を描いているので、自分のことをより理解できた気がします。

金子

つくるって生み出すことだと思うので、その際の自分の傾向、対策ができてきてるってことですよね。

ユリコフ

以前、友達とアトリエを一緒に借りていたのですが、その友達は四六時中ずっと手を動かしてましたね。この作業に飽きたら、別のものをつくり、それに飽きたらまた別のものをつくるというスタイルでした。異なるタイプの人と一緒に過ごしたことで、改めて自分のタイプを理解したし、つくり方に対しても大きな違いを感じました。

金子

つくることへの取り組み方って人によって違って、結構面白いですよね。

シャープペンシルでスケッチ、手早く人物が浮かび上がる

シャープペンシルでスケッチ、手早く人物が浮かび上がる

つくることを通して、苦しいことや充実感を感じることはありますか。

ユリコフ

苦しいと感じるのは、思った通りにつくれない時。描いた時は上手くできたように見えても、展示してみると「あれっ?」と思うこともあり、そんな時は少し落ち込みますね。自分でストーリーを考えてから描く方ですが、完成したキャラクターが自分にとって可愛かったり、すごく良い表情や、良いお腹のラインが描けたときは「可愛い」と思ってテンションが上がって、楽しいです。やっぱり楽しさがあるから描いてると思います。

金子

つくって、描いた瞬間は「完璧」と思ったのに、誌面に掲載されたり、大きいところに飾った瞬間に色褪せることってありますよね。恥ずかしい、取り消してほしいみたいな気持ちになります。上手く描けたり、可愛いと思った時に、天才だと思ったりしますか?

ユリコフ

思います、思います(笑)

金子

「天才だ」って思うタイプの人と思わないタイプの人がいるみたいで、こっそり調査してるんです。ユリコフさんは思うタイプですね。

ユリコフ

私はわりと思うタイプで、その後の誰かの評価は一切受け付けない、自分で「天才だ」と思うだけですけど。

金子

先ほど、お腹のラインっていう話が出たんですけど、ユリコフさんの中でのこだわりなんですか。

ユリコフ

ぽっちゃりした人を最近描いていて、お腹に良い丸みが出ると可愛くなるんだなってことを発見して、ものすごいテンションが上がりました。

金子

今後はユリコフさんの作品のお腹のラインに注目して拝見します。

仕事場の本棚に飾られた作品、お気に入りはマフィントップのお腹

仕事場の本棚に飾られた作品、
お気に入りはマフィントップのお腹

仕事部屋に飾られているポストカードや作品

仕事部屋に飾られているポストカードや作品

モノとして存在する、家みたいなものの価値が上がっていく

ユリコフさんを取り巻く環境や未来について思っていることはありますか。

ユリコフ

イラスト業界が変わり目になっているなと感じます。雑誌や出版系の紙ものは少なくなっているし、今は描くところから完成品までデジタルで全部できてしまう。納品したものが印刷物になることなく、駅のデジタルサイネージ広告として看板になっていることもあります。イラストが完全にデジタルになってしまうと、立体的存在感や厚みがあるという意味ではなく、アナログ作品のようにモノとして存在する、家みたいなものの価値が上がっていくんじゃないかなと思います。それはイラストより、絵画やアート作品の方が当てはまるかもしれないですが。私はデジタルで描いていて、自分の絵を展示する時も印刷物です。将来的には、実際の原画ではなくても、1点しかないものが描けるようになったらいいのになと思います。ただ現実的には、まだ原画を公開する勇気はないので、精進したいなと思います。

金子

イラストレーター自体がSNSの影響もあってすごく多いじゃないですか。その中でどう差別化していくか考えたりされますか。アナログに重きを置くということ以外に。

ユリコフ

用意された線、アプリケーションソフトに備わっている線や色を使用して描くと、作品が似かよったものになってしまうことがあります。本当に研究を積んでいる人は別として。傾向として、みんな似たような絵ができてしまうのです。その中でも自分独自の線で表現するためには、どのように作業を重ねていったらいいのかなとは考えていますね。将来的にはみんなが少しでも動きのある作品を制作できるようになるだろうと思っていますが、アニメーションで少しでも動かせるようにするために早めに取り組んだ方が良いと感じています。なのでアニメーションの勉強をしたいなとは思っています。

金子

サムネイルにGIFアニメを使うサイトも増えてきていますね。ユリコフさんのアニメーションってすごくウェブサイトに映えそうだなと思いますので、すごく楽しみです。

スケッチを進めるユリコフさん

スケッチを進めるユリコフさん

"手芸"についてどんなイメージを持っておられますか?

ユリコフ

私自身はちょっと苦手です。憧れるし、そんなに不器用ではないと思うんですけど、手芸は本当に昔から苦手。できるものならやりたいけれど、全然上手にはできないなという、ちょっと憧れの存在です。

金子

ご自身が手芸をやるのは苦手とのことですが、ユリコフさんのお部屋に置いているものは手仕事、温かみが見えるものが多いと思います。先程もどう差別化を図っていくかというお話がありましたが、アナログとデジタルの違いが、作品の温度の違いを生んでいるのかもしれません。

ユリコフ

手仕事は尊敬するし、手芸のように温かみを感じるものは身近に置いておきたいです。手芸って立体的な物ですよね。私は平面に描くことに慣れているので、立体的なセンスが少し欠けているのかもしれません。こういうものをつくりたいと思ってから、完成までの工程が多すぎて、途中で諦めてしまうことがあります。私の母はパッチワークキルトをしていて、私のデザインでキルトをつくってもらいたい気持ちはあるんです。キルトもそうだし、洋服をつくっている友達もいるのですが、全般的に頼んでつくってもらいたいです。

金子

お母様のキルトとユリコフさんのイラストとのコラボにはだいぶ興味があります。クッションとか良さそうです。

ユリコフ

母が入ると、少しおばちゃんテイストを入れてこようとするので、完璧に1から作業に徹してもらうようにするのが難しくて。

金子

ディレクションの部分でちょっと揉めるかな、ということですね。ユリコフさんのイラストがクッションの柄になるのをいつか期待して待ってます。本日はありがとうございました。

仕事場の本棚に飾られた作品、お気に入りはマフィントップのお腹

ユリコフさんのお母様の作品

かっこいいと思う手芸道具はありますか?

  • リッパー手に入れた時に本当に早いと思って感動しました。カッコいいし。痛そう。

好きな手芸の素材はありますか?

  • テキスタイル 全般模様を絵の参考にしたりする

つくっている時のお供はなんですか?

  • コーヒー、空気階段のラジオ
ユリコフ・カワヒロさん

ユリコフ・カワヒロ
Yurikov Kawahiro

京都在住。趣味はミュージカル鑑賞。普段の何気ない光景を、独自のユーモラスなアングルで切り取る。仕事は広告、雑誌、Webデザイン、パッケージなど。平面だけでなく、陶器等にイラストを描いた作品の制作も行う。

https://yurikov.com/ https://www.instagram.com/yurikov_kawahiro/
質問と回答

聞き手:金子
手芸をしない手芸事業部の社員。手芸をやりたいという気持ちだけはある。
つくり手が見えるものや場所が大好き。
手芸をしない手芸事業部の社員。手芸をやりたいという気持ちだけはある。つくり手が見えるものや場所が大好き。